1983-04-01 第98回国会 参議院 予算委員会 第14号
そこで、もちろん通峡阻止の作戦としては有事の場合、監視所、水中聴音機等による情報の収集、航空機による哨戒と攻撃、護衛艦、潜水艦による哨戒と攻撃、対潜へリによる攻撃、戦闘機による攻撃等があると思うんですが、やはりその決め手となるべき重要なウエートを持つのは機雷敷設能力だと、こう思うんですね。
そこで、もちろん通峡阻止の作戦としては有事の場合、監視所、水中聴音機等による情報の収集、航空機による哨戒と攻撃、護衛艦、潜水艦による哨戒と攻撃、対潜へリによる攻撃、戦闘機による攻撃等があると思うんですが、やはりその決め手となるべき重要なウエートを持つのは機雷敷設能力だと、こう思うんですね。
それと、これは私の勘ぐりかもしれませんが、さっき、水中聴音機といいますか、ソナー、これは船が曳航していくソナーというのがございますね。これで潜水艦探知ができるわけですね。これは二十キロから四十キロぐらいの範囲でできるわけなんですが、こういうやつ、何も艦船じゃなくたって探知できるわけですね。
そういったようなソナー、いわゆる水中聴音機といいますか、最近のは性能が上がっているわけなんですが、そういったようなもので探査するとか、そういうこともやっておられないのですか。
しかも、潜水艦は水中聴音機をつけて他の船艦の接近を絶えず警戒するものでありまして、もしそれが故障していたとしても、すぐ上を船が走ればエンジンの音やスクリューの音がやかましいほど艦内に聞こえてくるものではなかろうか、このように考えるわけでございまして、すぐ近くを貨物船が通っているのに全く気づかずに浮上するということは、どう考えても考え切れない、このように思うのですが、そういう疑問についてどうお考えでしょうか
私、承っておりますところでは、これはカウアイ島の沖にございます訓練施設でございまして、約五十平方マイルにわたる海域に碁盤の目状に聴音機あるいはレーダー施設が整備をされておって、この海域において魚雷発射訓練あるいはミサイル発射訓練、航空機、艦艇、潜水艦等の訓練を行いますと、陸上のモニター施設においてその軌跡が全部記録をされ、正確にデータづけられる。
○伊藤(圭)政府委員 その点につきましては私どもずいぶん検討いたしたわけでございますが、まずP2VとP2Jの違いというのを申し上げますと、これはいわゆるソノブイあるいはジェゼベルといったような聴音機、それから取りましたデータを集めるという機材の変更程度でございました。したがいまして、P2Jという程度、飛行機の機体が一メートルくらい伸びておりますが、その中におさまったわけでございます。
特に日本海では宗谷、津軽、対馬の三海峡には海上自衛隊の固定聴音機や海底ケーブルソナーなどが配置され、地上局を通じてこれをキャッチした潜水艦情報は刻々米軍にも提供されている。これらの実態について私は内閣委員会で昨年論議してきたところです。これは明らかになったんだ。私は、そういう中で、安保五条がまだ発動しない以前のことでこのような日本とアメリカの共同作戦体制というものがもう癒着で進められている。
○岩間正男君 これはすでに確認された問題だと思うのですが、固定聴音機の群列、これが第一のバリアの中にはっきり入って一番重要でしょう。第二の場合には、遠距離用の同軸海底ケーブルソナー、こういうものははっきり必要になってくる。いまの報告で抜いているのはどういうわけですか。
そういう点でこれはぜひ三原長官にお聞きをしたいのでありますけれども、どうなんですか、こういう形で、アメリカの対潜戦略の大穴を埋めるもいうようなかっこうで日本のこのP3Cを初め、さらにまた実際はこの前私が当委員会で明らかにしたのは固定聴音機の問題です。日本海の三海峡における固定聴音機、これが実際は自衛隊がちゃんと担わされている。
その中で、固定聴音機の群列が自衛隊の補完によって成り立っていることを指摘したわけです。これは同時に、安保条約の五条から考えても、実際は安保そのものにも抵触する問題だということも同時に指摘したわけです。つまり、緊急急迫のそのような攻撃がない、そういう時代の中で、すでにもうアメリカの太平洋戦略の中にはっきりこれは日本が組み込まれている。
○岩間正男君 それじゃいまのやつをもう一遍確かめてみますが、三つのバリアがあると、その第一ですね、これは地理上の利点を生かした固定聴音機の群列と、攻撃原潜と、それからP3Cなどの対潜哨戒機、これを組み合わした、これが第一のバリアですね。
○証人(海原治君) 海中に潜没しております潜水艦を発見する手段といたしましては、まず第一に海の底に聴音機を設置するという海中の施設がございます。その次には船の上からいろいろと探索する手段がございます。さらには岸の施設からの探索がございます。今度は空中からということになりますというとヘリコプターがございます。さらに日本が開発いたしました対潜飛行艇がございます。
いま申しましたように、あくまでも水中聴音機によって効果を測定するという、そういう施設でございまして、パーキングサンド・タクテイカル・アンダーウォーター・レンジ、こういうふうに申しております。
あの場合には羅針盤もあるし、方向はわかりますが、どこにどういう船がいるかわからないから、水中聴音機はやっているけれども、どうしても音にたよらざるを得ません。こういうことで、お互いに安全を音で確認をし合っているという形がありますが、この研究室の発表によりますと、霧中航行の船舶は灯台から流れる「霧笛によって自分の所在地を確かめ、陸からの距離もおおよそ知ることができる。」
特に現在私どもが持っておりまする海中に設定をする聴音機、聴音装置、これはたいへん性能はいまのところまあ低いと申してよろしかろうと思います。で、これのある程度の向上というもの、それからその聴音機にかわるたとえば磁気探知機的なもの、磁気を感得する、感じる装置でありますが、そういったものは開発を考えております。そういったものができ上がりますると、ある程度性能は向上すると思います。
○政府委員(黒部穰君) ソーナーというのは、一般的に聴音機という意味でございます。聴音機の部課、部局という意味かと思います。
先ほど私ちょっと申し上げたかと思いますが、水中聴音機ですね、LQ0というのが一番最近のものだといわれておる。このLQ03も、これも津軽海峡に設置されておる、二基ね。そうして、間もなくこれが壱岐、対馬にそれぞれ一基ずつ設置されるだろうというよなことは、専門雑誌見ればすぐ書いてあることだ。なぜ一体、この海底ケーブルについてだけ、防衝上だというようなことで隠されるのですか。
○政府委員(黒部穣君) LQO3は、陸上から海底ケーブルによりまして水中に固定さした聴音機でございます。船舶が走っておりまする音を水中局の受信機で受けとめまして、これを陸上のほうへ持ってまいる。陸上のほうで音を聞き、あるいは電波の波を目で見るというようなことのしかけになっているわけでございます。性能については、これは各国ともみな秘にしてございますので、私申し上げられません。
○政府委員(黒部穣君) どうも先生専門家でおられますから困るのですが、そういうことがやっぱり聴音機の情報量がどのくらいのものかということになりますので、一応公式にはお答えできません。
一つは対潜水艦海峡防衛である、つまりLQ03、水中固定聴音機等の増強を含めて先ほどの五千トン級の護衛艦を四、五隻つくるということ、まあ小艦艇群、こう言っておられますけれども、実はこれを一つ考えるというのが海上防衛の実体である、そういうことですか。
○大出委員 もう一つ、LQ03、水中固定聴音機というのですか、これは前にいろいろ問題になったことがあるのですが、これは今度の四次防では相当お考えになっている、こう考えておいていいわけですか。
すなわち、自衛隊がひそかに開発したといわれるLQ03というこの海底聴音機は、いま私はここではっきり申し上げませんけれども、すでに津軽海峡の方面と佐世保沖の方面に置かれておるという事実がある。この点を明確にしていただきたいと存じます。 四番目に、岐阜においてせんだって米軍がスパロー・ミサイルを落下したのであります。この事実は、私は重大であろうと思います。
(拍手) なお、海上自衛隊におきましては、海峡、港湾等の防衛のために水中機器を整備しておるのでありますが、お尋ねの水中固定聴音機LQ03についても国内の開発を完了しておりまして、これも装備しておるのでありますが、その具体的配備個所については、国益上答弁を差し控えたいと思います。
○森元治郎君 それで、新聞に出ておったのは領海外に核兵器とか大量殺戮兵器などの関連施設なんかは置くことはやめる、それから、水中で音を聞く聴音機など防御的な兵器を領海外には設置することはできない、相互査察を行なうというような三点が大きく出ておったんですが、この点は、こういう案なり態度なりができ上がっておるんですか、ないんですか。
○鍋島国務大臣 外務省を通じまして、実は出港を延ばした——これはほかに三項目、最初に申したのでございますが、出港を延ばした原因につきましての外務省を通じての報告では、修理個所はソーナー、いわゆる水中聴音機であるから、原子力とは関係ない、こういった回答が外務省を通じて科学技術庁には参っております。